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背の高い家具は、部屋の奥より入口に

●遠近法で錯覚させる

 ルネッサンス期に発見され、盛んに流行した絵画の手法としての透視図法。
いわゆる遠近法の一種で、人間の目の、小さな物は遠くに見え、大きな物は近くに見えるという錯覚によって、平面的な絵画に奥行きを出すというテクニックです。

このテクニックを応用して、現実の部屋に奥行きを出して空間を広く見せることができます。背の高い大きな家具を入り口付近に置き、部屋の奥にいくほど小さな家具を置きます。

通常は背の高い家具を入り口付近に置くなんて、考えもしないでしょう。
入ってすぐのところに大きなものがあるなんて、うっとうしいと思うのでは?

※「狭い家で広く暮らすかんたんアイデア100」(PHP研究所)より