住まいのポイント
●地盤対策を万全に
敷地は道路を挟んで川のせせらぐ閑静な住宅地です。だた、川の傍というのは地盤の弱い所が多く、この敷地も地盤調査の結果、 建物の沈下を防ぐために15M程度の鋼管杭を打つ必要があったのです。
●以前の住まいを思い出させる外観
南北側に軒先を下ろした切妻屋根(銀黒瓦葺き)で、妻側から見ると南北にシンメトリーな外観となっています。 大屋根と下屋根の軒先ラインが揃っていることで、家全体がどっしりと安定して見えます。又、和瓦葺きで和風になりがちな ファサードをあえて洋風(ベージュ色)の外壁にすることで、古臭くなく、落ち着いた雰囲気を出せたのではないかと思います。 又、この建物形状は依然お住まいだった家の雰囲気を引継いでいます。
●各部屋の機能を保ちながら一体的に利用
1階・2階とも廊下を極力造らず、特に1階はDK・リビングを中心に各室への動線を考えました。リビングには掘りコタツを設置しています。掘りコタツは必要の無いときは床下に収納できる優れものです。足を下ろして座ると下から体を暖めてくれます。又、グリッド計画はメーターモジュールを採用しているので、同じ帖数でも通常の部屋(910モジュール)より広くなっています。
●1階・2階に本格和室
最近は和室の無い家も珍しくありませんが、この家は1・2階ともに本格和室があります。特に1階の和室は縁側を挟み、雪見障子越しに庭と川のせせらぎを見ることができます。又、床の間に明かりを取り入れるために、以前の家のデザインをモチーフに書院障子を組み込んであります。
●オール電化+αでもっとエコ生活
この家はオール電化住宅ですが、給湯器(エコキュート)・IHクッキングヒーターのみならず、太陽光発電、太陽光給湯温水パネル(※別途工事でしたが)を設置し利用しています。お施主様にお聞きしたら、電気代も含めた光熱費が以前よりかなりお安くなった様です。太陽光発電は使用中の電力をモニターで確認できるので、そんな所もエコ意識につながるのかもしれませんね。又、雨水を再利用するタンクも設置しました。庭木の水遣り等に利用されているようです。ただ、このタンクの設置はお施主様からの要望で、「こんな感じで設置したいのですが」と逆にご提案いただきました。その提案はよく考えられていて、本当に感心しました。ほぼその通りの内容で設置したんです。
●カーポートで風除け対策
この土地はよく言えば風通しがいいのですが、かなり風が強いです。そのため南西側に設けた玄関ポーチは季節によってはかなり吹込みがあるので、その面にカーポートを設置し、駐車スペースを兼ねた風除けとしました。やはり設置前と比べると、玄関ポーチへの吹込みを軽減することができました。

